あなたにも当てはまる? アスペルガーのうまくいかない恋愛4パターン
アスペルガーの恋愛事情②
③ダメな相手ばかり選んでしまう……共依存型
共依存型の女性は、なぜか暴力をふるったり浮気癖があったり、多額の借金やアルコール依存症があったりするダメ男とばかり付き合ってしまいます。共依存型の男性の場合は、1日に100回連絡してくるとか、家事を一切やらないとか、情緒不安定でキレやすいなどといった、メンタルや生活態度に問題のある女性ばかりを好きになります。これもアスペルガーによく見られる恋愛パターンです。
1人や2人ならたまたま変な相手にあたったのかもしれませんが、何度も同じパターンを繰り返す場合は、本人が知らず知らずのうちにそういう相手を選んでしまっているということです。その背景には、アスペルガー特有の強すぎる劣等感が潜んでいます。ダメな相手に尽くし、「この人には自分がいなきゃダメなんだ」と思うことで、無意識に自分の存在意義を見出そうとしているのです。相手を献身的に世話することで、自分の劣等感にあらがっているとも言えます。そういう意味での「共依存型」なのです。
④交際期間が異常に短くトラブルが多発……刺激追求型
恋愛には発展するけれど、交際期間が1、2か月と極端に短い人。それも、1回や2回ではなく、5、6、7回と繰り返す人のことです。
バツイチの人には「大変だったね」と同情もするけれど、バツ2、バツ3となると、「もしかして、本人に問題があるのでは……?」と疑いたくもなりますよね。同じように、極端に短い交際をひんぱんに繰り返している場合、単に運が悪かったというわけではなく、自分に原因があると考えたほうがいいでしょう。
このタイプは、燃え上がるような恋愛を求める傾向が強くあります。サプライズやロマンチックなシチュエーションを好み、いつも心ときめいていたいという「恋に恋する乙女」のような状態です。
また、相手を落とすことじたいが楽しいだけで、交際が始まるとすぐに熱が冷めてしまうという「恋のハンター」のような人もいます。
恋愛中にやたらトラブルが多いというのも、このタイプの特徴です。たとえば、付き合い始めて間もないのに大ゲンカが絶えない。大声で怒鳴り合ったり物を壊したりして、警察のお世話になる。仲直りするときは、2人で大号泣して燃え上がる、といった具合です。
ドラマチックと言えば聞こえがいいけれど、これではいつまでたっても安定した関係を築くことができません。
アスペルガー症候群は、自分から人に近づかない「受け身型」と、さらにはっきりと人を拒絶する「孤立型」、そして前2者とは真逆と言える「積極奇異型」に分類されます。この恋愛タイプは、アスペルガーの中でも珍しい積極奇異型の人に多く見られます。後先考えず、ワーッと盛り上がって、気が済んだら終わり。はたから見ると随分変わった恋愛を繰り返しているのですが、本人は「恋に一直線の私ってサイコー!」と思っていたりします。
また、ワンナイトラブという事故を繰り返す人、やたらと不倫や二股、略奪愛などに縁がある人も、このタイプに属します。
〈『隠れアスペルガーでもできる幸せな恋愛』より構成〉
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